同棲って、好きだから一緒に暮らすものだと思ってた。
でも一度だけ、
「好き」よりも、
「助けたい」という気持ちで始めた同棲があった。
その同棲は、うまくいかなかった。
これは誰が悪いとかじゃなくて、
優しさだけでは生活は続かないって、身をもって知った話。
①「助けたい」から始まった同棲
当時付き合っていた彼女は、障害を抱えていて働いていなかった。
さらに、幼少期から家族に虐待を受け続けていた。
話を聞くたびに思った。
「この環境から離さないと、この人は壊れてしまう」
そう思った俺の方から、同棲を提案した。
付き合って3ヶ月。
少し早いとは思ったけど、
そのときの俺の気持ちは、
好きというより、
「助けたい」
それが一番大きかった。
②最初は、救えた気がしていた
同棲を始めたばかりの頃は、正直うれしかった。
彼女が、あの家から離れられたこと。
少し安心した表情を見られたこと。
「これで大丈夫かもしれない」
そんな気持ちだった。
一緒に暮らす時間も楽しかったし、
俺自身も、誰かの役に立てている実感があった。
③少しずつ増えていった負担
でも、生活が続くにつれて、現実が見えてきた。
外出するときは、基本的に付き添い。
パニック発作が起きることもあった。
自傷行為。
オーバードーズ。
いつ何が起きるか分からない状態に、
常に気を張っている生活だった。
そして、気づけば、
俺の生活は、
「彼女を支えること」
それが中心になっていた。
④一番つらかったのは、家族の存在だった
一番きつかったのは、彼女の家族との関係だった。
あれだけ辛い思いをさせられていたのに、
彼女は家族との関係を断ち切れなかった。
むしろ、家族からの連絡や干渉は続いていた。
彼女自身も、どこかで家族の影響を強く受けていて、
考え方や行動も振り回されることが多かった。
正直、
「何のために、ここまでしたんだろう」
そう思うことも増えていった。
⑤生活の現実も重くのしかかった
生活費は、ほぼすべて俺が負担していた。
家賃、食費、光熱費。
最初は覚悟していたつもりだったけど、
長く続くと、精神的にも経済的にも余裕がなくなっていった。
優しさだけでは、生活は続かない。
それを、身をもって感じた。
⑥限界がきて、実家に戻ってもらった
最終的に、彼女には実家に戻ってもらうことになった。
そのときも、パニック発作が何度も起きて、
正直、かなり大変だった。
でも、あのまま一緒に暮らし続けていたら、
俺の方が壊れていたと思う。
⑦同棲で一番大事だと思ったこと
この経験を通して思ったことがある。
同棲は、気持ちだけで始めるものじゃない。
責任が生まれる。
生活が始まる。
そして、相手だけじゃなく、
相手の家族や環境も含めて、関係になる。
優しさは大事。
でも、
優しさだけでは、続かない。
同棲を考えている人には、
これだけは、知っておいてほしいと思う。


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