30代になって、たまに思う。
普通に暮らすだけでも、
けっこう大変だなって。
家賃を払って、
ご飯を食べて、
働いて、
少し貯金して。
できれば結婚して、
たまには旅行にも行って、
いつか家も買えたらいい。
昔は、
そういう人生が「普通」だと思ってた。
でも実際に30代になってみたら、
その普通を維持するだけで、
お金も、体力も、心の余裕も、
思っていたよりずっと必要だった。
①昔は、「普通の人生」なんて自然に手に入ると思ってた
昔の私が思っていた普通の人生は、
たぶんこんな感じだった。
正社員で働く。
そこそこ給料が上がる。
結婚する。
貯金する。
休日はどこかに出かける。
車を持つ。
たまには旅行に行く。
いつか家を買って、
子どものことを考えて、
会社では少しずつ出世していく。
別に、
大金持ちになりたい訳じゃなかった。(一時期そんな時もあったけど)
ものすごく有名になりたい訳でもない。
ただ、
人並みに働いていれば、
そのうち自然にそうなると思ってた。
でも実際は、
そんなに簡単じゃなかった。
会社に入れば、
上司ガチャみたいなものも実際あった。
頑張って働いても、
給料は思ったほど上がらない。
家賃も、
食費も、
保険も、
スマホ代もかかる。
家具や家電だって、
壊れたら買い替えないといけない。
車を持てば、
税金も車検もガソリン代もかかる。
結婚したら、
2人で暮らすためのお金も何かと必要になる。
30代になると、
親のことも少しずつ気になる。
昔は、普通の人生って
もっと勝手にできあがるものだと思ってた。
でも実際は、
維持するだけでもけっこう高かった。
②家計簿をつけても、全然プラスにならない月がある
お金のことをちゃんと考えるようになって、
家計も見るようになった。
でも、
家計簿をつけたからといって、
急にお金が増える訳じゃない。
家賃。
食費。
光熱費。
スマホ。
保険。
車。
日用品。
家具や家電が壊れれば、
予定外の出費も出る。
気づけば、
今月もそんなに残ってない。むしろマイナスの時もある。
「普通に働いてるのに、
なんでこんなに余裕ないんだろう」
そう思う月もあった。
SNSを見れば、
新築の家を買った人がいる。
不動産投資をしてる人もいる。
毎月何十万円も株に入れてる人もいる。
同僚にも、
私の何倍も投資してる人がいる。
そういう話を聞くと、
今でも少し焦る。
私はこれだけしか投資できてない。
もっと頑張った方がいいんじゃないか。
もっと稼がないと、
将来困るんじゃないか。
そんなことを考える時もある。

でも最近は、
その焦りのまま他人のペースに乗るのを、
少しやめた。
自分の収入と支出を見て、
無理のない範囲で投資する。
今はそれでいいと思ってる。
③周りを見ると、「自分だけ遅れてる気がする」
30代になると、
周りの人生が少しずつ分かれていく。
家を買う人。
子どもが生まれる人。
出世する人。
投資を始める人。
貯金がたくさんありそうな人。
SNSを開けば、
余裕のありそうな暮らしをしてる人もいる。
昔の私は、
そういう人を見るたびに焦ってた。
自分だけ遅れてるんじゃないか。
このままで大丈夫なのか。
もっと頑張らないと、
普通の人生にすら届かないんじゃないか。
でも、
比べれば比べるほど、
自分の暮らしが見えなくなった。
家を買った人には、
その人の家計がある。
子どもがいる人には、
その人の生活がある。
たくさん投資してる人には、
その人の収入がある。
そこだけ切り取って比べても、
あまり意味はないし
ただ、辛くなるだけだった。

最近は、
他の人と比べることが前より減った。
まったく比べない訳じゃない。
今でも焦る時もある。
でも、
焦った時に自分の生活へ戻れるようになった。
④私は、自分の“普通”に合わせて暮らすようになった
最近は、
自分の収入と支出に合わせて暮らすことを、
前より恥ずかしいと思わなくなった。
車は古い。
けっこうボロボロだ。
服も、
ユニクロやGUが多い。
立派な肩書きもない。
誰から見ても完璧な夫でも、
完璧な社会人でもない。
昔は、
もっと見栄を張りたかった。
周りより良い車に乗りたい。
もっといい服を着たい。
もっと認められたい。
でも今は、
そこにお金も気力も使わなくなった。
もちろん、
欲しいものが無くなった訳じゃない。
車もバイクも好きだし、
旅行もしたい。
ただ、
全部を人より上にしなくてもいいと思うようになった。
自分が大事にしたいものに、
ちゃんとお金を使えればいい。
それ以外は、
力を抜いてもいい。
そう考えるようになってから、
普通の人生の維持費が少し下がった気がする。
そして、心が軽くなった気がする。
⑤普通の人生を守るために、頑張りすぎないようにしてる
昔の私は、
普通の人生を手に入れるために、
頑張りすぎてた。
仕事も。
副業も。
人付き合いも。
全部ちゃんとやれば、
不安がなくなると思ってた。
でも、
私は一度それで壊れた。
だから今は、
普通の人生を守るために、
頑張りすぎないようにしてる。
残業しなくていい日は、
定時で帰る。
会いたくない人とは、
無理して会わない。
家計を見える化する。
支出を減らす。
無理のない金額で投資する。
妻との時間を守る。
ブログも、
人生を壊さない距離で続ける。

昔は、
頑張り続けることが人生を守ることだと思ってた。
でも今は、
頑張りすぎないことも、
人生を守る方法なんだと思ってる。
⑥“普通に幸せ”って、かなり高い状態だった
最近、
結婚生活を送れてること自体、
けっこう幸せだなと思う。
妻と旅行に行ける。
食べたい時に、
ちゃんとご飯を食べられる。
休みの日に、
車で少し出かけられる。
家に帰れば、
妻がいる。
どうでもいい話をして、
笑うことがある。
昔の私は、
こういうものを普通だと思ってた。
できて当然。
あって当然。
もっと上を目指さないと、
幸せじゃない。
どこかでそう思ってた。
でも今は、
これってかなり幸せな状態だったんだなと思う。

普通の人生って、
何でも揃ってる人生じゃないのかもしれない。
仕事が完璧じゃなくてもいい。
立派な家がなくてもいい。
人より多く投資できなくてもいい。
古い車でもいい。
服がGUでもいい。
自分が今持ってるものに、
ちゃんと気づけること。
それも、
幸せに生きるために必要なのかもしれない。
⑦私にとっての普通は、妻と笑って暮らすことだった
みんなが言う「普通」って、
実はかなり難しい。
正社員で。
結婚して。
家を買って。
子どもがいて。
貯金があって。
老後も安心で。
会社ではそこそこ出世して。
全部揃えようとしたら、
たぶんずっと焦ると思う。
私も今でも不安はある。
この先、
何が起きるか分からない。
仕事も。
お金も。
親のことも。
自分の体調も。
全部が順調にいく保証なんてない。
でも最近は、
少し思う。
私にとっての普通は、
妻と笑って暮らせることだった。
もう、
これが幸せなんよ。
できるだけ長く、
この生活が続くといいなと思ってる。

30代になると、
普通に暮らすことが思っていたより難しい。
普通の人生は、
けっこう維持費が高い。
お金もかかるし、
心も疲れる。
だから私は、
全部を手に入れるのを少し諦めた。
その代わり、
自分にとって本当に守りたいものを考えるようになった。
立派じゃなくていい。
周りより遅くてもいい。
全部そろってなくてもいい。
今日、
ちゃんとご飯が食べられて。
帰る家があって。
妻と少し笑えた。
そんな日を、
私はもう「普通」って呼ばなくてもいい気がする。
たぶん、
それだけでも、
けっこう幸せなんだと思う。

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